第1話 贖罪

ストーリー

アバン
タクシーにのたひとりの男・城戸充(池内万作)は感慨にふけっていた。
「このあたりも随分変わったねぇ…。13年ぶりなんだ」
「そうですか」
ちょっとそっけない運転すも次の一言で氷つく
「刑務所にいたんだ。今朝出てきたとこ」
うろたえる運転手を他所に彼はあるマンションで降りて行った。
そして彼は自殺した。遺書を残して。
『俺は断じて殺していない
俺は警視庁の神戸尊を絶対に許さない
城戸充』

15年前に殺人罪で服役した男・城戸充が出所後すぐに自殺。遺書には自分の無実と神戸尊への恨みが綴られていた。
その事実を大河内監察官から聞かされた尊は独自に調査を開始する。その先には法曹界の隠ぺいと尊の衝撃の過去が…!

今回、神戸君の昔の彼女(2人目)が登場。
スポーツクラブで知り合ったそうで、今でいうストーカーの相談をしたことがきっかけだそうです。
そのストーカーこそが、城戸充。(役:池内万作)彼は尊の2度の警告(1度目は口頭、2度目は警察手帳提示)もかなわず、自分のプレゼントした凶器で犯行に及んだというのが供述調書によるとかたられています。
しかし、右京はストーカーのプレゼントした物を受け取っている点や、部屋の中に入れている点から真犯人は別にいると推測。

感想・その他

一時不再理という、法律を巧みに使ったかなり凝った相棒らしいストーリー展開だと思います。
一時不再理とは、「ある刑事事件の裁判について、確定した判決がある場合には、その事件について再度、実体審理をすることは許さないとする刑事訴訟法上の原則。」だそうです。(ウィキペディアより)
その法律を巧みに使い、あえて自供した真犯人や、殺人罪では無罪になったので、強盗致死で無理やり引っ張ろうとする右京さん。どっちも無茶しますなぁ

神戸君は最終的に心証だけで城戸充を犯人を決めつけ、有罪にするため、裁判の証人で偽証したことを後悔。これがシーズン始まる前に噂される及川光博の降板の伏線でないことを祈ります。

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